Microsoft Edgeが2020年1月に公開された「Chromium版Edge」に自動的に置き換わる更新プログラムをMicrosoftが公開しました。手動でインストールした場合とは異なり、Windows Update経由の場合、置き換えられたChromium版Edgeをアンインストールすることはできないとのことです。
Windows Updates KB4541301, KB4541302 and KB4559309 replace old with new Microsoft Edge on Windows 10 - gHacks Tech News
Microsoftはウェブブラウザ「Microsoft Edge」のブラウザエンジンを刷新した「Chromium版Edge」を2020年1月に公開しました。ただし、自動配布は行われていないため、Chromium版Edgeを利用したいユーザーは自分自身でダウンロード&インストールする必要がありました。
今回MicrosoftがWindows Updateで配信するのは、すでにインストールされているMicrosoftEdgeをChromium版Edgeに置き換える以下3つのプログラム。
◆KB4541301:Windows 10 バージョン 1803、1809
◆KB4541302:Windows 10 バージョン 1903、1909
◆KB4559309:Windows 10 バージョン 1803、1809、1903、1909、2004
Chromium版Edgeへ置き換えられることで、これまでのMicrosoft Edgeは削除されますが設定・パスワード・お気に入りは自動的に引き継がれるとのこと。従来のMicrosoft Edgeを起動しようとしても自動的にChrimium版Edgeが起動するようになる仕組みで、スタートメニューのピンやショートカットも全てChromium版Edgeに置き換わり、Chromium版Edgeがタスクバーに固定されます。Chromium版Edgeの更新はChromiumの更新サイクルにのっとり、6週間ごとになっているとのことです。
なお、Windows UpdateでEdgeの置き換えが行われた場合、手動インストールの場合とは異なり、以前のバージョンに戻すことはできないため注意が必要。従来のMicrosoft Edgeへのダウングレードが必要になる可能性がある人は、手動でChromium版Edgeのインストールを行い、アップデートはブロックした方がよさそうです。