Canonに続いてFUJIFILMがWebカメラ化ファームウエアを提供
テレワークの心臓部となるのがWebカメラである。同じ解像度でもカメラによって画質の差はハッキリ現れる。YouTuberの動画配信にも欠かせないWebカメラにデジカメメーカー各社も注目。先陣をきったのがSIGMA「fp」である。小型軽量のフルサイズミラーレスで動画配信にも対応した。続いてCanonが最近発売された複数の一眼レフとミラーレスのEOSに対応した「EOS Webcam Utility Beta」をCanonU.S.A.にて公開して、自社のデジタルカメラのWebカメラ化を果たした。
次に登場したのが、FUJIFILMの「FUJIFILM X Webcam」である。対応OSは現在、Windowsのみとなっている。対応カメラはテザー撮影機能を搭載したモデルで、具体的にはGFX100、GFX 50S、GFX 50R, X-H1、 X-Pro2、X-Pro3、X-T2、 X-T3、 X-T4となる。今回は「X-T4」を使って検証してみたい。
カメラ側の設定は静止画のままでOK
これでPC側の設定は完了。カメラ側の設定はほとんど普段の静止画撮影と同じである。詳しくはWebcamの使い方のページで確認しよう。注意ポイントは接続設定をX-T4の場合は「USB テザー撮影 自動」にすること。AFを使う場合はフォーカス設定でプリAFをONにする。瞳AFも使えるので、こちらもONにしておこう。フィルムシミュレーション機能も生きているのでモノクロ化などもカメラ側で行える。
アプリ側の設定としては使用カメラに「FUJIFILM X Webcam」を選択するだけ。全てのアプリでの動作が保証されているわけではないが、今回の検証ではZOOMとMicrosoft Teamsでカメラが認識された。