富士通ゼネラルは5月27日、身に着けて使用するウエアラブルエアコン「Comodo gear」(コモドギア)を開発したと発表した。首の部分に冷却部を、腰の部分にラジエーターとバッテリーを装着し、首を流れる血液を冷却して体温を下げる仕組み。空調のない屋外で工事や警備などの作業をする人などをターゲットに、6月から国内の企業向けに提供開始する。
ダイキン、パネルをカスタマイズできるエアコンに新オプション
富士通ゼネラルが社内で進めてきたプロジェクトの製品化第一弾。首に装着した冷却部で頸動脈を流れる血液を冷却し、体温を下げる仕組み。外気温の影響を受けずに高い冷却効果を得るため、水冷方式を採用している。腰の部分にラジエーターやバッテリーのユニットを装着し、手で何かを持つ必要はないため、作業をしながら使える。
首の冷却部は、サイズがW150×H70×D150mm、重さは約170g。ラジエーター部+バッテリーのサイズはW100×H200×D55mm、重さは約670g。バッテリーはリチウムイオン充電池で、連続使用時間は2~4時間。
今後、暖房機能への切り替えやスマートフォンからの操作、バイタルセンシング機能などを搭載すべく開発を進めているという。