2020年第1四半期(1月〜3月)に世界で最も売れたスマートフォンは、1,950万台を出荷したiPhone11だった、との調査結果をOmdiaが発表しました。
2019年モデル合計で2,750万台を出荷
調査会社Omdiaは現地時間5月26日、世界スマートフォン出荷台数データを発表しました。
出荷台数トップはiPhone11の1,950万台で、2位のGalazy A51の680万台に約1,270万台と大きな差をつけています。
前年同期に出荷台数トップだったiPhone XRは、470万台の出荷を記録し、ランキング5位に入っています。
iPhone11 Pro Maxが出荷台数420万台で6位、iPhone11 Proが380万台で8位となっており、両モデルを合計すると約800万台でiPhone11に続く2位となります。
2019年秋の3モデル(iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max)を合計すると、2,750万台が出荷されています。
前年同期のiPhone XRから600万台の伸び
2020年第1四半期は、世界的に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が拡大していた時期でしたが、iPhone11の出荷台数は前年同期のトップだったiPhone XRの1,360万台から約600万台も増えています。
また、iPhoneシリーズから出荷台数ランキングトップ10に入ったモデル数は、2020年第1四半期には4モデルで、2019年第1四半期の3モデル(iPhone XR、iPhone8、iPhone6s)から増えています。
価格と機能のバランスが魅力のiPhone11
OmdiaはiPhone11の好調について、先代モデルiPhone XRから価格を引き下げながらもデュアルカメラを搭載したことで、価格と機能のバランスが魅力となったためだろう、と分析しています。
また、Appleの強みについては、他社より少ないモデル数に集中する戦略が当たっている、とコメントしています。