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緊急事態宣言後、YouTubeなど動画サービスの体感通信速度はどれくらい下がっていたのか?

あれ?なんか読み込み時間、いつもより長くない?……

外出自粛で暇を持て余し、YouTubeなどで動画を見ようとしたものの、こんなふうに、なかなか再生されなかったり、再生されても画質が荒かったり、途中で止まってしまったりしてイライラした経験、あなたにもないだろうか?

このほど、一般社団法人「WebDINO Japan」では、2月から5月のゴールデンウィーク明け (5/10) までの期間を対象としたネットワーク通信品質の変化に関する分析を行った。

その結果、通信速度 (YouTube 等の動画配信CDN サーバーからの動画ファイルのダウンロード時スループット) は2割から5割低下、サーバーの応答時間は1.5倍~2.4倍に増大したことが明らかになった。調査結果の詳細は以下の通りだ。

なお本調査は、国やISPによる調査が行われているインターネットの総トラヒック量の視点ではなく、実際に利用するユーザー環境で動画視聴時のネットワークや動画再生の体感品質を計測・分析するものだ。

通信速度が2~3月に比べ、4月は2割、5月は5割低下

2~3月と比較し、政府による緊急事態宣言が発令された4月以降は、YouTubeなどの動画配信サービスのCDNサーバーから動画ファイルをダウンロードする際の通信速度が大きく低下した。

緊急事態宣言が全国展開された4月16日から数日経過した20日前後から ゴールデンウィーク後の週末まで継続して通信速度が低下しており、2~3 月の平均に比べ4月は24%、5月 (1 日まで) は47%低い速度が観測された。



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