連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議
スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は5G回線の有効利用でテレワークは本命サービスとなるのか? この問題について議論します。
※新型コロナウイルス対策のためインターネット会議を実施しています
5Gのキラーアプリはビデオ会議アプリ?
房野氏:新型コロナウイルス感染症の拡大で、テレワークをする人たちが増えています。私たちも今、ビデオ会議アプリの「Zoom」を使って、このスマホ会議を行っているわけですが、こうしたテレワークは、5Gになると、もっとやりやすくなるでしょうか。
法林氏:5Gに関しては、ソフトバンクは「動画SNS放題」でちょっと仕組みは違うけれど、ドコモとauの2社は使い放題。端末を買って契約を切り替えれば使い放題になるので、一応「家でテレワークするので、モバイル回線でテザリングをします」ということはできる。ただ、テレワークの問題は2つを切り分けて話さないといけない。1つはローカル側の回線をどうするか。モバイルで5Gか、光回線かということがある。2つ目は先端側、会社側の回線をどうするか。ローカル側だけの話ではないとは思います。
石野氏:ビデオ会議に関していうと、僕らは受け身。いろんなアプリケーションを入れなきゃいけないのが面倒くさいなと(笑)。Zoomだけじゃなくて、Google(Meet)やらシスコ(Webex)やらMicrosoft(Teams)やら、iPadにいろんなアプリをインストールしました。この辺のツールのデファクトスタンダードがないのがツライなぁって感じ。その都度、その都度、全部のサービスを有料にしてお金を払うわけにもいかないし。