SNSの中でも多くのユーザーを抱えるTwitterがユーザー同士のコミュニケーション方法について新たなテストを開始しました。このテストでは自身のツイートにリプライできる人を制限できるようになります。ちなみにテストはiOSアプリ、Androidアプリ、twitter.comからアクセスするユーザーのうち、ごく限られた人を対象として実施されます。
不毛な言い争いを防止
Twitterに限らず、不特定多数のユーザーが互いに発言を閲覧できるSNSでは時として不毛な言い争いや炎上が発生します。特に140文字の限られた文字数しか投稿できないTwitterでは誤解も生じやすく、思わぬ反響にさらされることも稀なケースではありません。そうした事態からユーザーを守るためTwitterはリプライを非表示にする機能を既に提供していますが、今回のテストはそれをさらに一歩進めたものになっています。
テストに参加しているユーザーはツイート時にリプライできるユーザーを「全員」、「フォローしているアカウント」、「@ツイートしたアカウントのみ」から選択できるようになります。
これでフォロワー外から意図しない解釈をもとに会話に参加してくるユーザーを除外でき、また第三者が@ツイートの会話に割り込んでくることも防げます。リプライが許可されていないユーザーには返信ボタンがグレイアウトして表示され、当該ツイートへのリプライが制限されていることが明示されます。
このテストが終わり、全てのユーザーでリプライ制限機能が使えるようになれば、Twitterでの炎上や罵り合いと言った予期せぬ不快な出来事をある程度防げるようになるでしょう。そのときにはTwitterは今より少しだけ快適なSNSになっているかもしれません。