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WHOテドロス事務局長も「来年の東京五輪開催は厳しい」 これから冬が来る南半球では感染者数が急増中だ

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は16日(2020年5月)、東京五輪の2021年開催について「世界の結束と連帯がなければ簡単ではない」と発言した。

昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師は世界の感染状況について「北半球はロシアを除いて少し落ち着いてきたかなという中で、ブラジルやペルー、チリなど南半球の一部の国で急激に感染が広がってきています。北半球と真逆のシーズン的な特徴を持っている地域のこれからの動きが注目されます。それが五輪開催に影響を与えると思います」と話す。

「新しい生活様式」のもとではどだい無理でしょ

二木医師はさらにこう説明する。

「新型コロナが寒い時期にやってくるインフルエンザのような感染症であれば、予防する方法と治療する方法が分かれば...。治療も今のように強い薬ではなく、インフルエンザ薬のように誰でも飲んですぐ治せる薬ができれば、我々のライフサイクルの中に新型コロナも組み込まれる。ただ、それまでには時間がかかるし、毎年やってくる感染症のように定着するかも未知数です」

ここにきて自粛解除をする国は多いが、いきなり元通りになるわけではない。しばらくは感染対策を施しながら暮らしていく形になる。3月14日にロックダウンに踏み切ったスペインは、4月28日、4段階でロックダウンを解除することを発表。サンチェス首相は「6月末までに『新たな平常』に入っているだろう」と話している。

丸田佳奈(産婦人科医)「ワクチンと特効薬ができたとしても、当たり前のように使えるようになるのに時間が非常にかかり、それまでにまた波がきてしまう。その懸念があるから『新しい生活様式』をということになると思います」

伊藤利尋アナ「新しい生活様式のもとでオリンピックを開催できるのかと想像すると、なかなか難しそうです」

司会の小倉智昭「ワクチンを1番最初に開発するのがアメリカなのか、中国なのか、ヨーヨッパ、日本なのかで微妙に変わってきますよね」



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