アメリカ大手紙のThe Wall Street Journalが、Appleは2020年内に登場が予想されている「次世代iPhone」を減産する予定だと報じました。
Appleは、毎年夏頃から新型iPhoneの大量生産をスタートし、9月中旬に販売を開始しています。しかし、The Wall Street Journalが関係者から得た情報によると、Appleは2020年に登場すると噂されている次世代iPhoneの大量生産の開始時期を1カ月ほど遅らせる上に、生産台数も20%減産する予定とのこと。
この動きの背景には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の問題があります。COVID-19がAppleに打撃を与えだしたのは、流行が世界に拡大する以前の2020年1月のこと。iPhoneの生産を請け負うFoxconnの工場が集中する中国・蘇州では、政府の命令によって工場が1~2カ月閉鎖されました。
このような工場の閉鎖で供給が減っているだけでなく、小売店まで閉鎖することで需要が冷え込んでいるとAppleは2020年2月に認めており、同社の総売上の約60%を占めるiPhoneの需要が減ると予測し、「事業全体の売上が低下する」と公式に言及していました。