新型コロナウイルスが猛威をふるっているため、Apple従業員たちは自宅からのリモートワークを強いられていますが、特に小さな子どもを抱えるスタッフは子育てと仕事の板挟みになり、疲弊していると米メディアCNETが伝えています。
4月中旬にバーチャル会議を開催
Appleは、4月半ばに全社員参加のバーチャル会議を催し、新型コロナウイルスをめぐる現在の状況について説明しました。
中でもAppleは子どもを持つ親へのサポートに焦点を当てており、柔軟なスケジュール調整や、ニーズに応えるよう努力しているとのことでしたが、それでも小さな子どもを抱える従業員たちは疲弊していると感じていることがわかりました。
締切やスケジュール調整に柔軟に対応もサポートは不十分との声
Appleで人事担当バイスプレジデントを務めるディアドラ・オブライエン氏は、「多くの親たちがホームスクーリングと仕事のバランスをとっていることを知っている」と語っており、マネジメントチームに対して抱えている問題をオープンに共有して欲しいと促しています。
「締切はそこまで重要ではありません。愛する人の面倒を見ることが何よりも大切です。フレキシブルで協力的になることで、我々のチームのすべての親と介護者たちが心地よく仕事ができるよう努めています」とAppleの広報担当クリスティーン・ユゲー氏はコメントしていますが、それでもサポートが十分でないのが現状のようです。
Appleはバーチャル会議で、人員削減は行わないことを明言しており、小売店舗の従業員たちも、再オープンに向けてオンライン上でトレーニングやミーティングを行っていると明かしています。