Facebook(フェイスブック)はMessenger Kidsを新たに70カ国以上でリリースし、またさまざまな市場で順次展開する新機能を発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で世界中の学校が閉鎖されている中、今回の新機能では、親の監視下で子供が連絡先を追加できるようになっている。
この新機能はSupervised Friendingと呼ばれ、米国時間4月22日に他国に先駆けて米国でローンチされる。この機能が実装される前は、子供たちはMessenger Kidsのコンタクトの追加を親に承認してもらう必要があった。しかしSupervised Friendingでは、自分の子供が連絡先を承認、拒否、追加、削除できるオプションを親が有効にできる。親はMessengerによって通知され、ダッシュボードを通じて子供による連絡先の承認を上書きできる。
2番目の新機能は、親が教師など他の大人を子供をグループチャットに参加させるかどうかを許可できるというものだ。現在のところ米国、カナダ、ラテンアメリカで利用可能な3番目の新機能は、子供の連絡先の友達とその親、Messenger Kidsを持っている親のフェイスブックフレンドの子供、親がアプリをダウンロードするために招待した人の子供を含む、ユーザーのサークルに表示できる。
Facebookによるとこれらの新機能は、児童発達、メディア、オンラインの安全性の専門家で構成されるアドバイザリーグループであるYouth Advisorsの協力のもとで開発されたという。また同社は2月に、子供が誰とチャットしているのか、何を共有しているのかを簡単に確認できるアクティビティログなど、親がMessenger Kids上での子供の行動をコントロールするための新しいツールや機能を導入している。その一方で、TechCrunchのSarah Perez(サラ・ペレス)記者が指摘しているように、Facebookのプライバシーポリシーには個人データを収集可能な余地が十分に存在するのも事実だ。