AirPods Proがアクティブノイズキャンセル(ANC)機能を搭載してデビューを飾ってから、すでに半年近くが経過しました。
そんななか、AirPods Proと同じデザインながらANC非搭載として低価格にした新AirPodsが発売予定との噂が報じられています。今回のウワサの発信源は、台湾の電子業界情報誌DigiTimesです。同誌の関連サプライヤー情報筋によると、アップルは2020年5月に新型AirPodsを発表する予定だったとのこと。しかし、新型コロナウイルス感染拡大によりTWS(完全ワイヤレス)イヤホンを検証するためのスタッフをアジアの生産ラインに派遣できなかったため、スケジュールが延期される可能性があると述べられています。
そこでサプライヤーは新型AirPodsの発売を2020年後半または2021年まで延期する必要があるかもしれないと見ているとのこと。が、アップルはこれまでのところ(4月21日時点)発売スケジュールを調整していないと伝えられています。
これまでにもDigiTimesは「AirPods Pro Lite」という仮称で本製品の噂を何度も報じており、今年3月に「AirPods Proのエントリーレベル版」と表現していました。それ以上の詳細は明かされなかったため、ANCを維持しつつ同梱のワイヤレス充電ケースを、比較的安価な有線充電ケースに差し替えるとの憶測もありました。
そして今回、DigiTimesは改めて「ACN非搭載でAirPods Proと同じデザイン」と具体像を示したかっこうです。それならば、無印のAirPods第3世代となる可能性も十分にあると米MacRumorsは指摘しています。
最近アップル未発表製品のリーク情報をさかんに発信しているJon Prosser氏も、AirPodsの新モデルが5月に発表されるとの噂を伝えたばかりです。たしかに初代と第2世代のAirPodsは耳から滑り落ちやすいデザインが地下鉄を悩ませるほどであり、滑り落ちにくいProデザインに変更する意義はありそうです。