AFU STOREが日本初上陸のオーディオブランド『LIBRATONE』のイヤホン「TRACK Air+」の10周年スペシャルエディション版を GREEN FUNDINGで展開中です。価格は1セット2万6580円〜、複数個セットもそれぞれ割引価格で展開されています。プロジェクトは5月15日23:59まで実施中です。
今回の製品は30段階のイズキャンセリング、風切り音の軽減、外音取り込みモード、最新のBluetoothチップ搭載、IPX4の防水などなど、機能が盛りだくさんの完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
製品サイトの比較表。ここだけをみるとあのA社とS社に引けを取らないスペックですね。価格で考えると、A社のAirPods Pro(イニシャルの意味が......)の実売価格は3万円前後、S社のWF-1000XMは2万7000円前後、TRACK Air+は2万6580円とほぼ同価格帯となっています。
金地の小鳥のマークがイカすぜ
装着感は普通です。圧迫感などはありません。イヤーピース以外にシェル部分は無いので長時間の使用はちょっと疲れました。耳の穴の周りが疲れる感覚です。各機能のインプレッションも簡単にまとめてみました。
ノイズキャンセリング
ノイキャンのレベルをアプリで30段階まで調節可能です。シチュエーションに合わせて耳への負担を軽減できます。ノイキャン性能を最大値で使用してみると、他製品と比べてノイキャン性能は若干弱めかなと感じました。「雑音を完全に遮断する」というよりは「鳴っている音以外を気にならなくする」ような感じです。透明マントではなく石ころ帽子のイメージですかね。
そのおかげか、ノイキャン独特の圧迫感が抑えられています。装着時に無音でも辛くありません。筆者にとってはこれが非常に嬉しい!圧迫感が薄く、かつノイキャンは機能していてくれる、これは求めている方も多のではないでしょうか。
風切り音の分離モードにすると耳鳴りに近いような圧迫感が生まれ、ちょっときつかったです。その分しっかり仕事をしてくれました。外でも電車内でも効果は抜群でした。
結果として、個人的には通常のノイキャンで十分かなと思います。かなりしっかり機能してくれます。風切り音分離モードの圧迫感は結構なものなので、あくまで最終手段として残しておくかなといった印象です。
外音取り込みモード
外音取り込みモードは環境音を敏感に拾ってくれますね。
電車のアナウンスやコンビニで流れている音、テレビや動画も結構聴き取れました。
環境音をよく拾ってくれるせいか、人の声を拾うのは少し苦手かなという印象です。もちろん人の声なので個人差がありますし、今の時期はマスクをしている人と会話する機会がほとんどなのでそれも要因だと思います。
通話
トリプルマイク採用でクリアな通話を可能にしているんですがこれが素晴らしい! 線路の近くやシャワーを浴びている最中に通話をしてみましたが通話相手は「少しガサガサするかな?」程度でほとんど気にならないとのことでした。通話相手の声もクリアに聴き取れますし、かなり快適です。
初期設定は△
「TRACK Air+」は専用のアプリでノイキャンの調整が出来るのでその設定とペアリングを試しました。正直ここはアプリもペアリングもすこし残念だったと言わざるをえません。
アプリはケースに入れた状態で製品情報の検出をしてから取り出してペアリング、そこで初めてノイキャンの設定画面までたどり着きます。この手順も少し億劫に感じますし、製品検出まで少し時間がかかります。検出後はとくに不便なく使えました。
ペアリングは、最初にペアリングさせるまでに時間がかかります。完了させてからは、ケースから取り出すだけでサッとペアリング完了するので問題ありません。総じて初期設定だけ少し残念ですね。筆者の使用環境では遅延や音の途切れなどは特別気になりませんでした。