5G対応、ミニLEDディスプレイのiPad Proが今年後半に発売されると予測されていましたが、発売は2021年に繰り越しとなる可能性が高い、と台湾の日刊紙「聯合報」が伝えています。
発売は2021年春になる?
ミニLEDディスプレイのiPad Proは、当初2020年10月〜12月に登場するとの見方でしたが、新型コロナウイルスの影響により、発売は来年春に繰り越される見込みとのことです。
次世代iPad Proの生産は、FoxconnとCompalが担い、筐体はKecheng、タッチパネルはShuangxiong GISとTPK、バッテリーはXinpuにより供給される見通しです。
調査企業IDCのデータによれば、世界タブレット市場は近年飽和状態となっており、昨年の出荷台数は1億4,400万台と、年間で1.5%縮小したことがわかっています。
AppleはiPadの売上を促進するため、テクノロジーのアップグレードと周辺機器の追加に力を入れているとされています。先月、新型iPad Proが発売となりましたが、Apple製品として初めてLiDARセンサーがデバイス背面に搭載されたことで話題となりました。
10,000個のLEDが搭載か
ミニLEDディスプレイは、より幅広い色域性能と高いコントラストが期待されており、ハイダイナミックレンジ合成(HDR)にも対応する見込みです。また、LEDの発光量を個別にコントロールすることでコントラストを高めるローカルディミングも実装される予定です。
Pro Display XDRが576個のLEDを搭載しているのに対して、次世代iPadのミニLEDディスプレイには、おおよそ10,000個のLEDが埋め込まれるともいわれています。