グーグルはアプリストアPlay Storeにキッズ向けコーナーを新設し、教師たちから高い評価を獲得したアプリの掲載を開始した。ここで選ばれたアプリは、グーグルの基準を満たすものに限定され、どのような理由でこれらのアプリが選出されたかも示される。
米国のPlay Storeでは今後の数日間で、教師たちの認定済みアプリであることを示す”teacher approved”のバッジが導入され、子供向けアプリを一括表示するKidsタブが新設される。さらに、アプリのサブスクリプションサービスGoogle Play Passの利用者には、子供向けのゲームアプリをまとめた”Apps and games for kids”セクションも表示される。
グーグルは4月15日、公式ブログでこの試みを明らかにした。
グーグルは以前からKidsタブの導入に向けて準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スケジュールを前倒しして実装するという。同社は子供を持つ親たちからの要望に応え、この機能を導入した。
ただし、Kidsタブは米国では間もなく実装されるものの、その他の地域においては数カ月かかる見通しという。グーグルは、可能な限りすみやかに新たなコンテンツを導入しようとしている。
親たちにとって、子供にふさわしいアプリを選び出すのは骨が折れる作業であり、今回のグールの動きは歓迎すべきものと言えるだろう。
一方で、4月16日のワシントン・ポストの記事によると、教師たちの間では以前からビデオゲームを教育現場で活用する動きが広まっている。RPGゲームの「アサシンクリード オデッセイ」を歴史の教材として用いたり、「マインクラフト」や「Roblox」をサイエンスの授業に活用する試みも始まっている。