アップルは、当初5月の発売を予定していたiPad Pro向けキーボード「Magic Keyboard」の注文受け付けを、4月15日に同社の公式オンラインショップで開始した。税別価格は、11インチiPad Pro用が3万1800円、12.9インチiPad Pro用が3万7800円。4月20日以降、順次出荷を予定している。
Magic Keyboardは、iPad Proにマグネットで取り付けが可能で、フローティングカンチレバーのデザインによって視野角を最大130°までスムーズに調整できる。キーにバックライトを搭載し、キーピッチ1mmのフルサイズキーボードにシザー構造を採用することで、膝の上でも机の上でも反応のよい快適なタイピングを可能にしている。トラックパッドは、どの位置でもクリックでき、タッチ操作を前提としたiPadを補完し、スムーズな操作、動かしやすいカーソル、正確な調整を実現する。本体には、パススルー充電が可能なUSB-Cポートを搭載しているため、iPad ProのUSB-Cポートを他の周辺機器との接続に使える。そのほか、新たなセキュリティ機能として、Magic Keyboardを取り付けたままiPad Proを閉じるとマイクを自動的にオフにすることで、音声データの悪用を防ぐ機能を備えている。iPadOS独自の機能にも対応しており、トラックパッド上で指を動かすと、それに応じてカーソルがユーザーインターフェースの要素に合わせてハイライト表示し、トラックパッド上でMulti-Touchジェスチャーを使用すれば、手を上げ下げすることなく、指先だけでシステム全体をすばやく簡単に操作できる。対応機種は、12.9インチiPad Proが第4世代と第3世代、11インチiPad Proが第2世代と第1世代。