アップルが、iPhone SE 第2世代 (PRODUCT)RED版の収益の一部を「COVID-19(新型コロナウイルス)対策基金」および「世界エイズ·結核·マラリア対策基金」に寄附することを発表しました。
さらに(PRODUCT)RED製品一般に関しても、9月30日までの期間限定でCOVID-19対策基金に寄附するとも述べています。
(PRODUCT)REDはもともと、売り上げの一部が世界エイズ・結核・マラリア対策基金へと寄付されるという製品ですが、その対象がCOVID-19対策基金にも広がった形です。アップルは14年間にわたり、主にアフリカのサハラ以南においてエイズ患者の支援およびエイズの撲滅を目指す(RED)とパートナーシップを締結。その収益の一部が(RED)に寄付される、様々なPRODUCT (RED)製品を発売しています。
ティム・クックCEOはこの取組みの結果、2019年11月末までに2億2000万ドル(約240億円)を寄附したと語っていました。
This #WorldAIDSDay we mark our 13th year partnering with @RED to fight AIDS in Africa. Since 2006, our customers have helped us raise 0M. AIDS-related deaths have fallen by more than half since 2004. Together we can achieve an AIDS-free generation. https://t.co/h4wnIDGAmq
— Tim Cook (@tim_cook)
December 1, 2019
from Twitter
その資金を新型コロナ対策基金に振り向けることは、アップルによれば(新型コロナの)感染爆発により最も危機にさらされている医療システムに重要な支援を提供し、サハラ以南のアフリカにおけるHIV / AIDS救命プログラムの保護にも役立つとのことです。すなわち、新型コロナ感染者の増大による医療崩壊を防ぐことが狙いというわけです。
今回寄附の対象となったCOVID-19対策基金とは、診断·治療、ラボ設備、公衆安全コミュニケーション、サプライチェーンのサポートなどを必要とする国々への資金提供を行うグローバルファンドにより新たに設立されたもの。
もう1つの世界エイズ·結核·マラリア対策基金は、母から乳児へのウイルス感染の根絶に焦点を当てて、試験、カウンセリング、治療、予防を行うと説明されています。
つまりiPhone SE第2世代をはじめとするアップルの(PRODUCT)RED製品を買うことは、数多くの命を救うことにも繋がる可能性があるわけです。昨今のご時世にあって、家に留まって感染拡大の防止に貢献しつつ、新製品をオンライン購入して善意の輪を広げるのは、ある意味で理想的な過ごし方かもしれません。