今まで普通に会えていた人、会おうと思えば会えていた人と、気軽に会うことすらかなわない世の中になってしまった。仲間に会えない、それがどんなに不安なことか、痛感させられるコロナショック下だ。飲食店での飲み会ができない状況の中、“オンラインで飲み会”を気軽に利用できるよう、先月末にリリースされたのが、1010(東京)のオンライン飲み会サービス「たくのむ」。リリースから72時間で2万5千ユーザーが利用し、7千件のオンライン飲み会が開催されたという。
「たくのむ」の特徴は、サービス利用にアカウントを作成する必要がなく、URLを共有するだけで誰でも簡単に無料でオンライン飲み会を開催することができること。既存のオンライン会議ツールではありがちな、参加者全員がアカウントを作成しないと利用できない、参加者同士のアカウントを交換しないとサービスの利用が始められない、有料アカウントでないと利用時間が制限されるなどといった制限は一切ない。
新機能も続々追加されており、飲み会の終了時間を設定できるタイマー機能や、 PCで背景や顔を変えられるデスクトップ用アプリ「Snap Camera」に対応。自宅の様子を映さず、化粧をしなくても、オンライン飲み会を楽しめるようになった。顔をじゃがいもや卵の黄身などいろいろな物に変更できるので、笑えるネタとしても使えそうだ。
今後は、飲み会中に自動で撮影された写真を閲覧できるアルバム機能、自分だけでなく飲み会参加者にお酒や食事を届けることができる出前機能など、オンライン飲み会ならではの機能の開発も検討している。また、「たくのむ」の売上の一部は飲食店を支援するサービス・団体に寄付するという。