新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出しにくいこの時期にうれしいサービスが登場。ヤマハが、離れていても自宅などから複数人で合奏が楽しめるオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」を6月頃より公開する。
「SYNCROOM」は、インターネット回線を介して遠隔地間の音楽合奏を実現し、複数のユーザー同士でオンラインセッションが楽しめるサービス。インターネットにつながった自宅などのパソコンにアプリケーションをインストロールし、ユーザー登録を行うことで、合奏に適したさまざまな機能を利用してオンラインセッションを無料で楽しむことができる。同時にセッションできるのは最大5拠点。バンドの練習にも十分対応できそうだ。
この手のサービスで気になるのが、音声の遅れ。一般的なIP電話や遠隔会議システムは通話や会議を想定して設計されていることから音の遅れが生じ、お互いの音を同時に聞きながら合奏するのは難しい。そこで、「SYNCROOM」では、インターネット回線を介したオーディオデータの双方向送受信を極力小さな遅れで実現するヤマハ独自の技術を使用することで、遠隔地間でも違和感をほとんど感じることなく、快適にオンラインセッションを楽しめるサービスを実現した。