アップルは新型コロナウイルス感染拡大の影響で全世界の従業員に在宅勤務を推奨していますが、それは本社キャンパスのApple Parkも対象となっています。
そうしたApple Parkの現在を捉えたドローン空撮のビデオが公開され、ほぼ人の姿が消え失せて大部分が放棄されたような状況が生々しく確認できます。
この空撮ビデオは、建設途中のApple Park映像を次々と発信してきたダンカン・シンフィールド氏が撮影したものです。Apple Parkの空撮はいずれ禁止されると予想されていましたが、その後も見のがされているようです。
今回の映像はApple Parkの全景や、スペシャルイベントでおなじみのスティーブ・ジョブズ・シアター、それに同施設があるクパチーノ市の風景を上空から一望しています。わずかに車が数台通り過ぎるのみで、人の気配が消え失せて終末感の漂う空気が伝わってきます。
Apple Parkのある米カリフォルニア州のサンタクララ郡(シリコンバレーの大半を含む)は、新型コロナウイルス感染症の影響により原則外出禁止とされており、薬局や食品スーパー、銀行といった生活に必須の店舗、そして警察や医療機関など公共サービス以外は4月7日まで閉鎖されています。それはアップルも例外ではないというわけです。
中華圏を除く全世界のApple Store店舗も「追ってお知らせするまで」、すなわち無期限に休業中です。その一方でアップルは、新型コロナウイルスと戦う米欧の医療専門家を支援するために、数百万枚の工業用マスクを提供することを約束しています。Apple Parkにいつものような人の賑わいが戻り、人類が新型コロナウイルスに勝利を収める日が少しでも早く来るように祈りたいところです。
2020-03-25 03:02:59