米グーグルは、クラウドゲームサービス「Stadia」をWebブラウザかつ4K解像度でプレイするための、動作環境を説明しています。
Stadiaはゲームをクラウドサーバーで動作させ、映像を配信することでさまざまなプラットフォームに対応しているのが特徴です。さらにこのたび、ウェブブラウザ(Google Chrome)でも4K解像度のプレイに対応しました。
グーグルによれば、Stadiaの4KプレイはWindows PCやChromebookで可能で、また動画コーデック「VP9」が利用できる必要があります。さらに「best visual quality」のオプションを選択するには、十分な通信帯域も必要です。
なお、今回の対応システムとしてはMacがあげられていません。これは、特許上の問題から米アップルがVP9を採用していないのが理由です。この問題は、4K解像度にてVP9を採用しているYouTube動画が、Safariで閲覧できない問題とも共通しています。なお、非公式ながらMacのChromeブラウザでStadiaを4K解像度でプレイするためのブラウザ拡張機能も配布されているようです。
さらに、StadiaのWebプレイでは5.1チャンネルオーディオやHDRへの対応も「近日対応」と案内されています。グーグルによるクラウドゲームサービスが真価を発揮するには、もう少し時間が必要なようです。
2020-03-20 02:55:50