iPhoneのテキスト読み上げ機能をご存知でしょうか。ウェブサイトやメールなど、範囲選択した本文を自動で読み上げてくれるというものです。
たとえば、歩きながらニュースの内容を音声で把握したり、他の作業で手が離せないときにメールの本文を聞いたりといった使い方ができるんです。今回はその手順をご紹介します。
テキストを選択して読み上げ
テキストの読み上げはアクセシビリティ機能の1つです。まず「設定」の「アクセシビリティ」から「読み上げコンテンツ」に進み、機能をオンにします。このとき、画面下部のスライダーで読み上げるスピードを調節しておくといいでしょう。
▲「設定」➡「アクセシビリティ」に進み、「読み上げコンテンツ」をタップ(左)。次に「選択項目の読み上げ」をオンに。画面下部のスライダーで読み上げスピードも調節しておきましょう(右)
あとはコピーするときと同様に読み上げてほしい箇所を範囲選択。表示されたメニューから「読み上げ」をタップすると、選択した箇所を読んでくれます。
▲読み上げてほしい箇所を範囲選択し、メニューから「読み上げ」をタップ
「ながら聞き」のほかにも、読み方のわからない言葉を選択して読み上げてもらうという使い方も可能です。試してみた限りでは誤読することはありませんでした。また、Safariの言語設定を「英語」に変更すると、英文の読み上げにも対応しました。Siriの発音ではありますが、リスニングの勉強に役立てられるかもしれません。(ちなみに、日本語設定のまま英文を選択するとカタカナ英語での読み上げになります。)
▲読み方を検索するより速いです(左)。Safariの言語設定を変更すると英文の読み上げにも対応。この場合は「Speak」をタップ(右)
ページ全体を読み上げる
範囲選択ではなく、ページ全体を読み上げる機能もあります。「画面の読み上げ」をオンにし、画面上部を2本指で下へスワイプすると、画面全体を読み上げてくれます。読み上げ中は音声のコントローラーが表示され、停止ボタンをタップすれば読み上げが中断されます。
▲「読み上げコンテンツ」画面で「画面の読み上げ」をオンにします(左)。画面上部を2本指で下へスワイプすると、音声のコントローラーが表示され、読み上げが始まります(右)
なお、コントローラーはドラッグして好きな場所に動かせます。また「1×」をタップすると読み上げ速度の変更も。画面全体の読み上げは、ページ内のメニューアイコンや表示広告などすべてを読み上げるので、範囲選択と使い分けるといいでしょう。
2020-03-19 19:34:34