NTTドコモは1月20日、スマートフォンやビデオカメラで撮影した動画に簡単な編集を加え、家族・友人に共有できる無料アプリ「MARKERS」(iOS/Android)の提供を始めた。動画のライブ配信機能も備えており、離れた人とのコミュニケーションにも利用できる。今春に予定している5Gの商用化に先駆け、特長である高速・大容量の通信を生かせるサービスとしてリリースする。
ビデオの撮影・視聴中に、気になる場面に印(マーカー)を付けると、印を付けたシーンの頭出し再生や、シーンをつないだダイジェスト動画の作成が可能になる仕組み。子どもの運動会や部活動などの学校行事、家庭内における成長記録としての利用を想定する。
動画を見せたいメンバーにアカウントを作成してもらい、グループを作った上で、マーカーを付けて編集した動画をクラウド上にアップすると共有できる。グループのメンバーを対象にライブ配信も行える。動画を他者にシェアせず、自分用として保存することも可能だ。
クラウド上にアップできる動画のデータ容量は、メンバー数が1~5人の場合は5GBまで(個人利用の場合も含む)。6~29人の場合は、1人増えるたびに1GBを上限に追加する。30人以上の場合は30GBまで。ドコモの回線契約がなくても利用できる。
これらの他、マルチアングル機能なども備える。現行のLTEやWi-Fi環境下でも利用できるが、5Gの商用化がスタートした場合、より多くの動画を共有できるだけでなく、動画の再生速度がスムーズになるという。