外見が美しかろうがそうでなかろうが、心が清らかだろうがそうでなかろうが、とりあえず地球の生命体の体の材料はみんな一緒の元素でできている。さまざまな元素が組み合わされ、複雑な有機物になり、そうやって生命が誕生したと考えられている。
2019年は「国際元素周期表の年」だそうだ。
これは今年が「メンデレーエフによる元素の周期律の発見」から150周年に当たるためユネスコが宣言したものだが、この記念すべき年に合わせて作られた美しい映像が反響を呼んでいる。
「The Elements of Life」は人体の99.9%を占めるという11種類の元素を紹介する映像で、それらの元素がどんなもので、どのように見えるのかを美しく表現している。
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人体を作る11種の元素を紹介
「The Elements of Life」は、映像による科学教育の普及に取り組むYan Liangによる短編動画だ。この作品にはこんなメッセージが添えられている。
あなたの体の約99.9%が11種の元素でできていることを知っていますか?ここではそれらの元素を3つのグループに分けています。1つ目のグループは気体と液体、2つ目は金属、そして3つ目は非金属です
ここで紹介しているのは酸素(oxygen)、水素(hydrogen)、窒素(nitrogen)、塩素(chlorine)、マグネシウム(magnesium)、ナトリウム(sodium)、カルシウム(calcium)、カリウム(potassium)、硫黄(sulfur)、炭素(carbon)、リン(phosphorus)だ。
窒素は水分や栄養、タンパク質などのもとになるそうだ
なお、各元素の後の数字は、人体における重量パーセントを示している。また、他にも鉄やフッ素など人体を作る元素はいくつもあるが、この11種は主要元素にあたるという。
鉛筆の芯やダイヤモンドのもとになる炭素も大事な元素だ
2020-01-20 00:48:24