エレクトリックギターとアコースティックギター両方のトーンを1本で奏でられるAmerican AcoustasonicシリーズにStratocasterモデルが登場。Fender Musical Instruments Corporation(以下フェンダー)が、米カリフォルニア州アナハイムで開催中のNAMM 2020において、アコースティック部門の新製品として「American Acoustasonic Stratocaster」発表した。
「Acoustasonic Stratocaster」は、2019年に発表され話題となって「Acoustasonic Telecaster」のノウハウをベースに開発。新たなトーンウッドバリエーションとボイシング、そしてエレクトリックトーンオプションを搭載している。ボイスセレクタースイッチで切り替え可能な3種類のユニークなエレクトリックボイシングに加え、ショートスケールとスロテッドヘッドタイプのコンサートボディのアコースティックトーンオプションが追加されている。フェンダーが独自に開発した特許取得済みStringed Instrument Resonance System(SIRS)を搭載したフルホローボディ構造が、ナチュラルなサウンドと生き生きとしたハーモニクスを実現。アコースティックトーンとエレクトリックトーンをハイブリッドしたギターには、Acoustasonic Noiselessピックアップが搭載され、ハムノイズのない本格的なStratocasterトーンを奏でる。
スイッチひとつでなめらかなアコースティックサンドから力強いエレクトリックトーンに切り替えることができるうえ、フィードバックの抑制により、アコースティックギターでもストレスのないパフォーマンスが行える。Fishmanとの共同開発によるアコースティックエンジンは、Telecasterモデルとは一味違った新たなボディスタイルとトーンウッドオプションを提供。エボニー指板を装備したマホガニー材のStratocasterネック、そしてスリムデザインのボディが快適なプレイをサポートする。カラーラインナップは、Dakota Red、Natural、3-Color Sunburst、Black、Transparent Sonic Blueの5種。