米国テキサス州オースティンを拠点に駐車管理ソフトウェアとサービスを開発するFlashParkingが、プライベートエクイティ投資会社のL Cattertonから新たに6000万ドル(約66億円)を調達した。
FlashParkingのソフトウェアが最初にリリースされたのは2011年で、駐車場業者に対してリアルタイムのデータと変動価格のオプションを提供している。
FlashParkingのCEOで共同創業者のJuan Rodriguez(ファン・ロドリゲス)氏は、同社のソフトウェアとサービスはさまざまな状態の輸送や自律車両、ロボット車両を網羅する新たなハブの土台であると考えている。同社の支払い、監視、管理ソフトウェアはアプリ対応の駐車サービスだけでなく、電気自動車の充電、車両の整備とクリーニング、ドローンの打ち上げ・着陸・メンテナンス、配車サービスのハブにまで拡大することができる。
ロドリゲス氏は発表の中で「我が社独自のプラットフォームで、現在の駐車場インフラに最適のソリューションのみならず、将来的なモデルについてもオペレーティングシステムを構成することができるようになった」と述べている。
FlashParkingによれば、すでにテキサス医療センターだけで34の施設、3万台分の駐車場を管理している。同社のサービスを利用して駐車料金を支払っている顧客は毎月600万人で、およそ10億ドル(約1100億円)の取引収入があるという。
FlashParkingのファイナンシャルアドバイザーはBofA Securities。