Microsoftは現地時間1月15日、WindowsおよびmacOSに対応した、Chromiumベースの新しいMicrosoft Edgeブラウザを正式公開しました。
macOSでもEdgeが利用可能に
Microsoftは約1年前に、EdgeをオープンソースであるGoogleのChromiumレンダリングエンジンを基盤に再構築すると発表、同時にWindowsだけではなくmacOSにも対応させる計画を明らかにしました。
新しいEdgeブラウザは15日より、Windowsユーザーだけでなく、Macユーザーもマニュアルでダウンロード、インストール可能となっています。
米メディアThe Vergeによれば、Microsoftは今後数カ月かけて、Windows 10ユーザーの既存のEdgeブラウザを、新しいEdgeブラウザへとWindowsアップデートで置き換えていく予定です。当面は企業ユーザーを中心とし、夏までには全ユーザーへと新ブラウザを普及させたい考えです。
IEモードを搭載
新EdgeはChromiumベースのため、Google Chromeブラウザと使い勝手や機能拡張は非常によく似ています。Chromeは使いやすいがプライバシー保護の点でGoogleはいまひとつ信用できないというMacユーザーには、新Edgeが新たな選択肢のひとつとなりそうです。
The Vergeによれば、Windowsユーザー、特に企業ユーザーの場合は、Internet Explorer(IE)モードを使えば古いIEサイトにEdgeで自動的にロードできるというメリットがあります。
また興味深いのは、すでにサポートが終了したWindows 7向けにも、Microsoftが新版Edgeを対応させていることです。いつまで継続するかは不明ですが、GoogleはWindows 7向けChromeを2021年7月まではサポートするとしています。