Googleは2019年のCESで、Googleアシスタントを使った通訳機能を発表しました。これは、Googleアシスタントに話し掛けると、その内容を他の言語に翻訳してくれるというもの。Nest Hubなどのスマートディスプレイでは翻訳前と後の言語も表示可能です。これまでは、一部のホテルなどで先行的に導入されていたほか、2019年12月にはスマートフォンでの利用も可能になっていました。
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その通訳モードが、航空会社に導入されます。アメリカン航空がロサンゼルス国際空港のAdmirals Clubラウンジに、航空会社としては初めてGoogleアシスタントの翻訳機能を導入したと発表しました。これにより、外国語を話す顧客の旅のストレスを取り除くとしています。
ただし、常時利用可能なわけではなく、ラウンジに多言語対応できるメンバーがいない場合にのみ利用さるとのこと。基本は人が対応し、必要に応じてGoogleアシスタントを活用するという形です。
同機能はすでにスマートフォンでも利用できるので、特別に対応しなくてもと感じられますが、サービス提供側がこういった技術を活用することで、利用者側がいざ利用しようとしたときに、お互いに不慣れで時間がかかってしまうということがなくなりそうです。
2020年はオリンピックもあることですし、今後、日本での積極的な導入も期待したいところです。