大手家電メーカーWhirlpool傘下の料理プラットフォームYummlyは、ワイヤレスタイプの調理用スマート温度計を発表した。
2つのセンサーを搭載し、温度計をさした塊肉の内部の温度と、オーブン庫内の温度を同時に測定できるというもの。加えて、Whirlpoolのスマートオーブンの温度を自動で調整する機能も今年後半に加わる見込みだ。
・スマホアプリにデータ送信
日本ではあまり馴染みがないが、鶏や七面鳥など大きな塊肉をオーブンで料理するときに必須なのが調理用の温度計だ。焼いている最中の肉の中心部の温度を把握できる。
従来の温度計はケーブルが伸びるタイプだったが、Yummlyの新温度計はワイヤレス。Bluetoothでスマホと連携し、ユーザーは温度を専用のアプリで確認できる。
また、肉の種類と調理温度、焼き加減などをアプリで設定しておくと、調理終了のお知らせが届くようにすることも可能で、ユーザーはオーブンを見張る必要がなくなる。
・生焼けの失敗なし?!
加えて、斬新なのがWhirlpoolのオーブンの温度が自動で遠隔操作される機能。アプリでメニューを設定すると、温度計のデータに基づきオーブンの温度が適切に管理される。こちらの機能に対応するオーブンは限定されるものの、今年後半にも利用できるようになる見込み。
感謝祭の七面鳥を調理したら中が生焼けだった……。このスマート温度計とアプリを使えば、そんな失敗もなくなりそうだ。温度計の価格は129ドル(約1万4000円)。