"ロボット・ポル"はFCバルセロナの公開練習での第二の主役だった。
FCバルセロナとアビダル基金の合同企画によりロボット・ポルがエスタディオ・ヨハン・クライフを訪れバルサの公開練習に参加した。
アビダル基金が主体となり、企業『AWABOT』が技術提供を行うこのプロジェクトは、ロボットを通じて入院中の子供たちがバーチャルにスタジアム観戦を経験できるというものである。
ロボットはキーを使って遠隔操作が可能であり、本体の上下に設置されたカメラで360度の全方位を確認することが可能で、外からの雑音もカットもできる。
5日の公開練習でロボット・ポルを操作したのはバル・デ・エブロン病院に入院中の11歳の少年だった。
2017年に開始したロボット・ポルプロジェクトはFCバルセロナ基金の援助を受けており、これまでに闘病生活を送る複数の子供たちのバーチャルなカンプ・ノウ訪問や公開練習への参加を実現している。
ポルと言う名前は最初にこのプロジェクトに参加した少年のものである。この少年は夢だったカンプ・ノウ体験とバルサミュージアム訪問の数週間後に亡くなった。