iOS版Google Mapsに、シークレットモードが追加されました。
Android版にシークレットモードが登場したのは2019年11月。iOSアプリの開発には、少しだけ時間がかかったようです。
Google Mapsでシークレットモードを使うには
Googleは、自社のブログThe Keywordにおいて、iOS版Google Mapsでシークレットモードが利用できるようになったことを発表しました。
これは、同社が長年続けてきた「位置情報履歴をコントロール、管理、削除する」ための取り組みの一環です。
シークレットモードを有効にすると、「検索した場所や案内した場所がGoogleアカウントに保存されなく」なります。
同時に、位置情報履歴が更新されなくなります。つまり、訪れた場所がタイムラインに保存されません。
For when you don't want your Maps activity—like the places you search or navigate to—to be saved to your Google Account. https://t.co/hXkBzkecAq
— Google Maps (@googlemaps)
December 9, 2019
from Twitter
シークレットモードのデメリットとしては、過去の食事歴に応じたおすすめレストランなど、Maps内のパーソナライズされた機能が使えなくなること。
ですから、パーソナライズされたレコメンドを受けたい人はシークレットモードはオフにしておきましょう。
Google Mapsによるレコメンドよりもプライバシーのほうが大切という人は、シークレットモードを積極的に利用しましょう。
Google Mapsを開いて、自身のプロフィール画像をクリックし、「シークレットモードをオンにする」をクリックするだけでOKです。
Google Mapsの位置情報履歴を一括削除する
iOS版へのシークレットモード追加と同時に、GoogleはAndroid版への新機能を発表しました。
Bulk Deleteと呼ばれるこの機能は「タイムラインおよび位置情報履歴から複数の場所を見つけて一括で削除する」ことが可能で、2020年1月から提供予定です。
Google Mapsの仕組みや成り立ちに興味があるなら、こちらの記事を参考にどうぞ。
Google Mapsがローンチされた背景や時期、豊富な情報の収集方法などを解説しています。
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