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「あるまじき行為」 韓国エースFWが一発退場、腹部キックの“愚行”を中国も批判

退場を命じられたトットナムFWソン・フンミン【写真:Getty Images】

チェルシー戦で「物議を醸すプレー」 ソン・フンミンが相手MFを蹴って退場処分

トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは現地時間22日、プレミアリーグ第18節のチェルシー戦(0-2)に先発出場した一方、後半途中に相手と競り合った際に腹部をキックする形となって退場処分を受けた。国内外で議論が白熱するなか、中国メディアも「あるまじき行為」「物議を醸すプレー」と批判している。

今季途中からトットナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督に対して、今季からチェルシーを指揮するのは元イングランド代表MFフランク・ランパード監督。2人はチェルシー時代に監督・選手として共闘しており、ここに師弟対決が実現した。

しかし、話題をさらったのはソン・フンミンの過激プレーだ。トットナムが0-2と劣勢で迎えた後半17分、ソン・フンミンがチェルシーDFアントニオ・リュディガーと競り合いながら転倒。この時、韓国代表のエースFWは地面で回転しながらリュディガーの腹部を両足で蹴り上げた。

一連のプレーがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの対象となり、最終的にソン・フンミンのキックが報復行為と認定され、主審がレッドカードを提示。ソン・フンミンは今季2度目の一発退場となり、悔しさを滲ませながらもピッチから去った。数的不利となったトットナムは一層苦境に立たされ、そのまま0-2で敗れている。

ソン・フンミンの行為に対してイングランド国内でも批判が渦巻くなか、12月のE-1選手権で韓国と対戦した中国のメディアも反応。中国メディア「シナスポーツ」は「スパーズとチェルシーの一戦で、ソン・フンミンが注目の的となったが、今回はネガティブなニュースが原因だった」と伝えつつ、相手DFをキックしたシーンについて「物議を醸す動き」と非難している。

「ソン・フンミンについて語る時、謙虚さ、優しさなどを思い浮かべるが…」

また記事では「ソン・フンミンについて語る時、人々は最初に謙虚さ、優しさ、良い性格などを思い浮かべる。ところが、これらのラベルは現在はがれ始めている」と触れ、韓国人アタッカーのイメージが崩れつつあると指摘した。

2019年全体で見れば、ソン・フンミンは3回の退場処分を受けており、その1回目にあたる昨季第37節のボーンマス戦(1-1)にも言及。相手と競り合って転倒したソン・フンミンは感情を露わにすると、MFジェフェルソン・レルマを押し倒して一発退場となっていた。

「とりわけボーンマス戦とチェルシー戦で、ソン・フンミンはあるまじき行為を見せた」

ソン・フンミンの退場劇は話題となっているが、中国メディアでも批判の声が上がっている。(Football ZONE web編集部)



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