年末年始に帰省する人もいる中、東海道・山陽新幹線のネット予約サービス「スマートEX」が手軽に利用できると評判だ。「どういったサービスなのか」「お得なのか」など、気になるところ。そこで、スマートEXの押さえておくべきポイントを解説する。さらに登録方法から実際の購入方法まで紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
「スマートEX」のトップページ
「スマートEX」三つのポイント
スマートEXとは、会員登録をすればPCやスマートフォン(スマホ)から利用できてすぐに予約が可能。窓口で乗車券を購入するよりも手軽だ。覚えておくべきポイントは、三つとなる。まず、一つ目のポイントは年会費無料で利用できるという点。みどりの窓口や券売機よりもスピーディーなのに、料金がかからないということだ。また、予約しても列車発車直前まで変更できるし、その際に手数料もかからない。他のきっぷ購入方法と比較しても柔軟性が高く、コスト的にも心配がないサービス内容だ。
二つ目は、いつも利用している交通系ICカードがそのまま使えるという点。切符を発行しなくても新幹線に乗れるため、発券のために窓口や券売機に並ばなくて済む。利用できる交通系ICカードは10種類。「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「ICOCA」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」となる。
10種類の交通系ICカードで乗車が可能
もちろん交通系ICカードでなく切符で乗車もできるが、スマートEXを利用するなら、改札機にタッチするだけのスピード感を味わいたい。ただし、「交通系ICカードを登録していない」「2名以上の利用」「こども含む予約」など、一部きっぷでの乗車になるケースも存在するので注意が必要だ。三つめが「早特商品」。その名の通り、早めの予約でお得になるサービスだ。具体的には、3日前までの予約で、「のぞみ」の長距離区間の普通車指定席、グリーン車がお得になる「EX早特」、21日前までの予約で乗車駅を6時台と11~15時台に出発するのぞみの普通車(指定席)がお得になる「EX早特21」、3日前まで2人以上の予約で土曜日・休日ののぞみの普通車(指定席)やグリーン車がお得になる「EXのぞみファミリー早特」などがある。
のぞみ以外にも「こだま」の早特商品も存在するので、経済的にもメリットのあるサービスといえる。
登録と予約は非常に簡単
スマートEXでの登録と予約は非常に簡単。まずは、登録方法だ。「会員登録」を選択、メールアドレスを入力、個人情報を入力、クレジットカード情報を入力、交通系ICカードを登録、で完了となる。基本的に、クレジットカードと交通系ICカードの登録が必要なので用意しておこう。次に購入方法。「マイページ」にログイン、「予約」を選択、切符の条件を設定、座席や料金などを確認、で予約が完了する。券売機で購入した経験があれば、基本的な手続きが一緒で分かりやすい。
「会員登録」「予約」「乗車」と、大まかに3ステップで利用できるスマートEX。年末年始の帰省はもちろん、旅行や出張が多い際にも、ぜひ利用してみてほしい。(フリーライター・平本 良太)