タクシーにいざ乗ろうとすると、なかなかつかまらないときがある。また、忘年会や歓送迎会シーズンに終電を逃してタクシーに乗ろうとすると、乗り場には長蛇の列ができている。タクシー乗り場以外で迎車を頼んでも、電話で現在地を説明するのは難しい…。
そんなときに便利なのが、スマホ1つでタクシーを呼ぶことができる「タクシー配車アプリ」だ。以前はアプリを使ってもなかなかタクシーをつかまえることができなかったが、ここ1~2年で大手のタクシー会社が参入したため、便利に、しかも電話で迎車するよりも簡単に使えるアプリとなってきている。
スマホを活用した移動の選択肢として、知っておくと便利なタクシー配車アプリをいくつか紹介する。
タクシー配車アプリを使うメリット
アプリ紹介の前に、まずはメリットを紹介したい。
つい数年前まで、「タクシーに乗りたい」というときは、流しで走っているタクシーを道路でつかまえるか、タクシー乗り場に並ぶか、タクシー会社に電話して迎車してもらうか、という3つの選択肢しかなかった。しかし今ではさまざまなタクシー配車アプリが登場したおかげで、スマホ1つでタクシーを呼ぶことができるようになっている。
タクシー配車アプリを使えば、タクシーを探す手間やタクシー乗り場で自分の順番が来るまで並ぶ手間を節約できることになり、タクシーがいつ到着するのかという心配をする必要もなくなる。また、タクシー会社から迎車をしてもらう場合でも、混雑している時間帯やエリアでは電話がつながらず、イライラすることもあるが、タクシー配車アプリは、スマホにつながる場所であれば、電話をする必要もなくタクシーを呼ぶことができる。
では、タクシー配車アプリの代表的な特長を挙げてみよう。
■いつでもどこでもタクシーを呼べる
スマホにタクシー配車アプリをインストールし事前情報を入力しておけば、簡単にタクシーを呼ぶことができる。ただし、タクシー配車アプリで使っている地図のGPS精度には差があることも考慮に入れておこう。数十メートルずれることもあるので、タクシーを待つ場所は、目立つお店や大きな駐車場のそばなどわかりやすい場所を指定したほうがうまく合流しやすい。
■事前決済が基本のため、降車時に支払の手間がない
多くのタクシー配車アプリは登録したクレジットカードで決済することが可能だ。事前登録したクレジットカードでの決済を選択すれば、目的地に着いたときに支払いすることなく降りることができる。そのため、手元に現金がない場合も安心して乗車でき、また、降りる際も支払いのやり取りがないのでスムーズだ。
■乗る前におおよその料金や到着時間がわかる
配車アプリでは、タクシーに乗る前に、降車予定場所までの予想乗車料金や予想到着時間を知ることができる。急ぎの場合は、事前にタクシーに乗るか乗らないかの判断がしやすくなるし、金額の面でも、終電を逃して自宅までタクシーに乗るのが初めての場合、乗車料金がわかることでタクシーに乗らず宿泊するかどうかを決断する目安にもなる。
ここからはオススメのタクシー配車アプリを4つ紹介していきたい。
JapanTaxi
配車可能なエリアとして、日本全国47都道府県をカバーしている日本最大のタクシー配車アプリ。タクシー事業者約900社と提携しており、東京や大阪、名古屋、福岡といった人口密集地だけでなく、さまざまなエリアに対応しているのがうれしい。その場でタクシーに乗りたいときだけでなく、1時間後から翌日までの配車予約も可能だ。
また、タクシー料金の決済手段が豊富に用意されており、クレジットカード、Apple Pay、Google Payなどのネット決済、もしくは車内での支払いから選べる。車内での支払いを指定した場合でも、交通系ICカードをはじめとした電子マネーのほか、QRコード決済にも対応(タクシー会社によって異なる)している。通常の乗車のように、決済方法はタクシーに乗ってから決めることも可能だ。
2019-12-26 18:57:15