Windows 10より安全…?
いま多くの企業では、Windows 7のサポート終了が間近に迫ってきたのを受け、レガシーなシステムへの対応にてんやわんや。これと似たようなこと、Windows XPのサポート終了時にありましたよね? あれはもう5年以上も前の話なんですけど。ただ現在でも、世界のあちことにバリバリ稼働中のWindows XPマシンが残っているそうです。
プーチン大統領はWindows XPがお好き?
このほどBGRは、いまも熱心なWindows XPユーザーとして、ロシアのプーチン大統領がいることを指摘。ロシアのニュースメディア「Open Media」からの写真提供により、ロシア大統領府のクレムリンおよびモスクワ郊外のノボ・オガリョボの邸宅において、プーチン大統領がWindows XPマシンを使い続けていることが明らかになっていますよ!
この報道に対し、ロシア政府のDmitry Peskov広報担当者は、なぜWindows XPが継続使用されているのかについて、コメントを拒否しました。しかしながら、ロシアの政府機関においては、重要機密データを扱うコンピュータに、アップデートを繰り返すWindows 10を搭載することは許可されておらず、メインに利用されているマシンは、ロシアで特別に設計開発が進められた「Astra Linux」をOSに採用しています。もっとも重要視されているのは、Microsoft(マイクロソフト)およびGoogle(グーグル)が提供する製品サービスからの脱却で、そもそもネットにつながなければ、Windows XPだって、それほど危険でなかったりするのかも?
グローバル化が進み、どんどん国と国、地域と地域がつながろうとしているのに対し、ロシアが目指しているのは、外国から完全にインターネットを隔離し、独自の閉ざされた世界を築くことなんだとか。国産製品サービスへのシフトも、急ピッチで進められているそうですよ。そのうちスマホだって、独自の規格しか使えなくなったりするがもしれませんよ?