愛着が湧いてしまいそう。
テクノロジーの進化は、あらゆる世界を便利に変え続けています。医療も例外ではありませんが、たった一つ、昔からずっと変わらないことがあります。それが、手術などの「経験」。
IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)にて、「人や動物の代わりに犠牲になってくれるロボット」が紹介されていました。医療技術に革命を起こすかもしれない、日本発の技術とは。
手術の練習台になってくれるロボット。医師、患者、動物にまでおよぶ恩恵とは
インタビューに登場していたのは、「バイオニックヒューマノイド」のプロジェクトをまとめるプログラム・マネジャーで、東京大学大学院准教授の原田香奈子さん。
「ヒューマノイド」と聞くと、SF映画やアニメに登場するような、人のマネをするロボットがイメージされます。一方でバイオニックヒューマノイドとは、「人や動物の精巧な身代わり」であり、手術の練習台などになってくれるものだそう。
実際、プロジェクトチームは3年という短い期間で、脳、眼球、血管などの精巧なモデルを開発。これにより、基本的に「練習」や「失敗」が許されない手術という行為を、人間以外で経験することが可能となりました。
バイオテックヒューマノイドが普及すれば、それまで行なわれていた動物を使った練習を減らせ、さらにはデータの蓄積によって医療機器の向上も期待できるそうで、まさに、医師にも患者にも、動物にも嬉しいシステムなんです。
他にも、プロジェクト決定の直後に結婚・出産を経験した原田さんの奮闘記や、「医師とエンジニアのコミュニケーション」という、医工連携の課題を乗り越えた話など、興味深い続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。