GPD Pocket 1 & GPD Pocket 3：超小型ノートパソコンの魅力とは？

コンパクトで高性能なGPD Pocketシリーズ

近年、超小型ノートパソコン（UMPC）の市場が拡大しつつあり、その中でもGPD社の「Pocket」シリーズは特に注目されています。今回は、2017年に登場した**「GPD Pocket 1」と、最新モデルである「GPD Pocket 3」**の特徴を比較しながら、それぞれの魅力を紹介します。

GPD Pocket 1：初代UMPCの革新

GPD Pocket 1は、2017年に発売された初代モデルで、7インチのタッチスクリーンを搭載し、アルミニウムボディのスタイリッシュなデザインが特徴です。

主なスペック

• ディスプレイ：7インチ（1920×1200、タッチ対応）
• プロセッサー：Intel Atom x7-Z8750
• メモリ：8GB
• ストレージ：128GB eMMC
• バッテリー：約6〜8時間駆動
• OS：Windows 10

このモデルは、当時としては画期的なモバイル性能を持ち、持ち運びやすさと実用性を両立したデバイスとして話題になりました。ただし、Intel Atomプロセッサーの性能は控えめで、現在の基準ではやや物足りなさを感じるかもしれません。

GPD Pocket 3：モジュール交換可能な最新モデル

2021年に発売されたGPD Pocket 3は、GPD Pocket 1のコンセプトを受け継ぎながら、より高性能になったモデルです。特に、モジュール交換式の設計が大きな特徴で、ユーザーが用途に応じて異なるプロセッサーモジュールを選択できます。

主なスペック（ハイエンドモデル）

• ディスプレイ：8インチ（1920×1200、タッチ対応）
• プロセッサー：Intel Core i7-1195G7 / Pentium Silver N6000（モデルによる）
• メモリ：最大16GB
• ストレージ：最大1TB SSD
• バッテリー：約6〜10時間駆動
• OS：Windows 11

進化したポイント

プロセッサーの大幅な向上：AtomからCore i7まで選べるため、より高性能な作業が可能に。
モジュール交換可能：さまざまなポートや機能を追加できるカスタマイズ性。
冷却システムの強化：ファン内蔵で高負荷作業でも安定動作。

どちらを選ぶべきか？

軽量で持ち運びやすいUMPCを安価で探しているならGPD Pocket 1がおすすめ。
最新スペックとカスタマイズ性を求めるならGPD Pocket 3が最適。

まとめ

GPD Pocketシリーズは、UMPC市場において独自の地位を確立しており、それぞれの世代で進化を遂げています。GPD Pocket 1はコンパクトで手軽に使えるモデル、GPD Pocket 3はハイスペックかつ柔軟にカスタマイズできるモデルとして、多くのユーザーに支持されています。

今後もGPDの新しいUMPCの登場が期待される中、自分の用途に合ったモデルを選んで、快適なモバイル環境を手に入れましょう！