iOS 18.3がリリースされてからわずか2週間後、しかもiPhone 11シリーズ向けに再リリースされたバージョンの登場から1週間後に、再びiPhone向けのアップデートが登場した。今回は小規模なアップデートだが、不具合の修正やその他の変更が含まれている。さらに米国時間2月10日に公開されたことは、このアップデートの緊急性を示す確かなサインだ。以下が知っておくべき内容だ。
もっとも、今回のアップデートは待ち望まれているiOS 18.4ではない。iOS 18.4ではSiriが大幅にアップグレードされると言われているが、iOS 18.3.1が登場したことで、アップルがiOS 18.4の最初の開発者向けベータ版をリリースする準備が整った可能性がある。早ければ今週中にも登場するだろう。
iOS 18.3.1に対応するiPhone
他のiOS 18のバージョンと同様に、今回のアップデートはiPhone XS以降のすべてのiPhoneに対応している。つまり、2018年発売のiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、そして第2世代および第3世代のiPhone SEを含む、iOS 18に対応するすべてのiPhoneが対象だ。
iOS 18.3は主にApple Intelligenceに対応する機種をターゲットとしていたが、今回の18.3.1はiOS 18対応のiPhone全モデルが対象ということになる。
アップデート方法
iPhoneの「設定」アプリを開き「一般」を選択し「ソフトウェア・アップデート」をタップする。その後「ダウンロードしてインストール」を選べばよい。今回のアップデートは比較的小規模で、たとえば筆者のiPhone 16 Pro Maxでは約676MBほどだった。リンクをタップしてから10分もかからずダウンロードとインストールが完了した。
アップデート内容
アップルは今回のリリースで新機能を特に明示していないため、主にバグ修正とセキュリティ対策が中心であると考えられる。実際、一部のユーザーからはオンスクリーンキーボードの動作がぎくしゃくしたり、システムの動作が遅くなったりする報告があったため、そのような問題が解決されている可能性がある。
さらに、少なくとも1件の深刻なセキュリティ修正が含まれていることが、アップルのサポートページで明らかになっている。アクセシビリティに関する問題として、ロックされたデバイスでUSB Restricted Mode(USB制限モード)が無効になる可能性があったと警告している。しかも、すでに悪用されている可能性があることをアップルは把握しているという。アップルによれば「状態管理の改善」によって対処したとのことだ。