アップルが、iPhone(さらにiPadやMacも対象と思われる)向けに、パーティーやその他のイベントに人を招待しやすくする意外な新機能を近くリリースする見込みだ。これは、カレンダーアプリの刷新に伴う取り組みの一環で、間もなく社内テストが始まると考えられている。
ブルームバーグのマーク・ガーマンは最新のPower Onニュースレターで、「早ければ今週にも、アップルは社内で『Confetti(紙吹雪)』と呼ばれる新しいiCloudベースのサービスを導入する予定だ。祝祭を連想させるコードネームが示すように、このサービスはパーティや行事、会議に人を招待する新しい方法を提供する」と報じている。
ガーマンはこれを「サービス」と呼んでいるため、単独のアプリではなく、カレンダーアプリやiMessageの拡張機能として実装される可能性がある。さらにガーマンによれば、「アップルは長年カレンダーアプリを刷新しようとしてきたが、この新しい動きはより大きな取り組みの始まりとなるかもしれない。今回のリリースは、先週月曜日に配信が始まったiOS 18.3と連動している」という。
この報道は、1月に9to5Macが伝えた内容とも一致している。同サイトはiOS 18.3のコード内に「Invites(招待)」という名称を発見し、「InvitesアプリはiCloudと統合され、iCloud.comにウェブ版も提供される可能性がある。また、新アプリはiOS 18に含まれる『GroupKit』と呼ばれる新しい内部サービスとも連携するが、これは人のグループに関するデータベースモデルを管理するものだ。GroupKitはiOS 18.0の初期バージョンから存在していたものの、これまでアップルのどのアプリからも使われていなかった」と報じている。
この機能は、あるイベントに招待された人々のリストを表示し、出席を確定したかどうかを確認できる仕組みになるとみられている。9to5Macは「アップルはこれをシステムのほかの部分、たとえばミニiMessageのようなアプリなどと統合する可能性がある。おそらく、現在のカレンダーアプリによるイベント招待機能よりも楽しいインターフェースになるだろう」と伝えている。
注意すべきは、アップルがこのアップデートの存在を何も示唆してこなかった点だ。公開しない可能性も否定できないが、ガーマンによれば数日以内に従業員向けテストが始まる見込みであり、そこから一般公開に至るまではそう遠くないと考えられる。さらなる詳細は今後明らかになり次第お伝えする。