最新のM4チップ搭載のiPad Proは、ハードウェアとソフトウェアの融合が見事であり、多くのユーザーが日本時間9月17日にリリースされたiPadOS 18のアップデートを待ち望んでいた。しかし、一部のユーザーがiPadが使用不能になったと報告したため、アップルは現在、このアップデートを中止している。
新しいソフトウェアには、カスタマイズ可能なホーム画面、Apple Pencilによる手書きの精度向上、文字起こし機能、そして長らく待たれていた計算機アプリの導入などの便利な機能が含まれている。こうしたアップグレードに魅了され、多くのユーザーが急いでインストールしようとしたのも理解できる。
MacRumorsによると、現在、M4 iPad Pro向けのiPadOS 18の提供は中止されており、ダウンロードやインストールが不可能となっている。
ただし、他のiPad向けにはまだダウンロード可能だ。実際、私はiPad Airでインストールしたところだ。アップルは最新で最上級のiPad Proに関してはアップデートを一時停止しているようだ。
理由は明白だ。Redditのユーザーから、iPad Proにインストール後、デバイスがまったく動作しなくなったという報告が複数寄せられている。この記事を書いている最中、私も自分のiPad Proを確認したところ、一瞬動作しなくなり、驚いたが、幸運にもすぐに復旧した。
しかし、運が悪いユーザーの場合、アップデートの途中でiPad Proがシャットダウンし、その後コンピュータを使っても復旧できない状態になるようだ。Redditのあるユーザーは「iPad OS 18がM4搭載13インチiPad Proを故障させた」とのスレッドを投稿し、Apple Storeに持ち込んだところ、交換手続きとなったと書いている。
この問題の原因はまだ明らかになっていないが、MacRumorsは、iPadOS 17.7をインストール後にiPadOS 18をインストールすると発生する可能性があると指摘している。ちなみに私はiPadOS 17.7をインストールせずにiPadOS 18をインストールした。
アップルはApple Insiderに対して、「M4搭載のiPad Proモデルにおいて一部のデバイスに影響を与える問題が確認されたため、iPadOS 18のアップデートを一時的に撤回した」との声明を発表した。
M4搭載のiPad Proユーザー向けにこのアップデートがいつ再提供されるかは不明だが、アップルは残業をものともせず対応を進めていることは間違いない。